漫画「かんもくの子」を無料で読むには？配信サイトや漫画アプリを詳しく解説

レビューコメント

• 誰にも介入する事のできない二人だけの世界。 親であろうと同級生だろうと、決して壊れる事のない二人だけの背徳とミステリアスに彩られた関係。 親に相談できなかったのかしなかったのか、そんな事は些末な事に過ぎない。 重要なのは、二人がその曇りがかった関係を望んでいるという事。 そして、これからもその関係が続くということのみ。
  
• 登場人物の女の子、彩芽ちゃんは緘黙症で、家庭外では喋る事ができない。 沈黙。だからこそ妄想は無限に膨らむ。 男女の関係になれて喜んでいるのか、 単純に性に目覚めて快楽を追求しようとしているのか、 それとも…あるいは…。 読者の妄想力に比例してエロくなる作品。 読むたびに「待てよ…彩芽ちゃん、こう思ってるかもな」と考えさせられる。
  
• 緘黙(かんもく):言葉を話すことができない状態。 彼女の場合は「選択性緘黙」という特定の状況だけで喋れるっていうタイプのようですね。(現に、冒頭で家族の前で雄弁に喋っている様子が見られます) さて、そんな緘黙な女の子の綾芽ちゃん。身体はむっちむちですし途中から喘ぐようになってエロいのですけど、一方で何を考えているのか汲み取れない怖さっていうものがあります。 例えば、こちらを見る時の刺すような視線。それがずっと離れてくれません。 分からないのが怖い、でもエロい。そんな不思議な作品でした。